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レポート2022年01月01日

生命保険鑑定士会理事長レポート 2022年1月


2022年1月

生命保険鑑定士会理事長レポート

あけましておめでとうございます

謹んで新年のお喜びを申し上げます。新年を迎えみなさまお健やかにお過ごしの事と存じます。昨年は本会へのお力添えありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い致します。

 さて、おかげさまで生命保険鑑定士会も2年目認定数も約400名に達しました、引き続き全国に展開し精力的に活動を続けて参ります。本年も将来への基盤固めを優先して紹介認定を軸に案内を続け、並行して一般向け研修試験認定の準備も進めて行きます。みなさまのご理解とお声がけに対し改めて感謝申し上げます。

1、みなさまの資格価値を高めることについて
 生命保険鑑定士資格には2つの意味があると考えています。1つ目はみなさまの仕事へのプライドをさらに高めるということです。生命保険の価値を伝える専門家として生命保険鑑定という考えを取り入れて、他者と差別化される取り組みを進めることに大きな意義と価値を感じていただければと思います。2つ目はお客様から専門家としての信認を高めることです。生命保険鑑定士資格保持者として①貢献する意思と使命感を持つこと、②お客様の想いを聞き出すこと、③専門知識からの気づきを与えること、④正しく伝えること、日常業務でこれらの意識を忘れず研鑽に努めて実践すれば資格認定者としての信認が高まることでしょう。

2、本会の資格価値を高める取り組みについて
 現在代表幹事推薦またはみなさまからの紹介者に絞った資格認定を進めております。その一方で、昨年から一般募集を開始するための準備に入っています。一般募集は講習受講試験制で資格価値を高めることを考えています。しばらくの間は引き続き紹介方式を軸に進めつつ、先行的資格認定者への資格価値の創造に努めてまいります。

3、生命保険の未来を考える(人口動態ついて)
 ピータードラッカーの言葉の一つに「すでに起こってしまった未来を探すこと」があります。彼は「未来のことは予測できない、すでに起こってしまった未来を探せ」と教えてくれました。ここで第一に挙げているのは人口動態です。「人口変化は最も基本となる動きであり、すでに起こった変化は元へは戻らない。」と説いています。過去日本総研が発表した出生率推計によると、感染症の影響により2021年の出生率は▲7.5%まで落ち込む見通し、2020年の婚姻数も▲16.2%の減少となり、少子化のスピードがさらに10年程前倒しにすすんでしまう恐れがあるそうです。
 少子高齢化が進むと社会保障不安がますます高まることでしょう、この一方で自助努力を求められても金融教育が満足に進まなかったわが国では金融機関が優越的に専門的知識を持つ「情報の非対称性」が問題となっています。
 生命保険鑑定士は、専門的知識を一般のみなさまに正しく伝える使命があります、家族への想いとそのための課題を共に考え共有できる関係となることが役割ではないかと思います。
本年も生命保険鑑定士資格価値を高めてより力強く前進できますよう会員のみなさまへのサービスの充実に努めて参ります。みなさまがますますご発展されます事、一同お祈りいたしております。

過去のバックナンバーは公式HP: https://lisa-japan.orgからご覧いただけます。事例レポート(法人編)は次回を予定しております。

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